2018年09月25日

上棟から二ヶ月で万国旗と紅白の幕だよ768万円

上棟からちょうど二ヶ月が経ちました。
黄色いノボリ旗に加えて先週末、万国旗と紅白の幕が掛かりました。
こうして見るとさながら歳末の福引き会場のようです。
上棟からニケ月で紅白の横断幕
こうなるとなるほど、数日前のあの混雑した現場も理解できます。
どうやらこの状況を見る限り、GS従業員さんによる注文住宅という情報は誤報のようでした。
これはどこからどう見ても建て売り物件です、せっかくだから花火でも上げればいいのに。
上棟からニケ月で紅白の横断幕
さてどんな人が買うのでしょう。
ご近所からはずっと言われるでしょうね、「あの家、768万円よ」って。
私だったら「ここからいくら引いてくれるのか」と聞きますが。

にほんブログ村 住まいブログ 国産材・地域材住宅へ
にほんブログ村 < 住まい < 国産材・地域材住宅 に参加中です!!
Please click over the icon once a day.
posted by 長風呂呑平 at 11:08| Comment(1) | 建築 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月24日

ビルダーの仕事をしている大工さんの声(其の参)

一階床下の大引(おおびき)はプレカット加工部材だから、その加工してある通りに組み立てるしかなく、上棟時に現場で反りや曲がりの修正ができない。その施工後に床がブカブカするのが避けられなくて、しばらく重石として石膏ボードの山を乗せておくことがある。

下の画像は大工さんが現場で加工して施工した一階床下地。
一階床下地材の施工
施工者としては不本意でも、最近は床下地板先行の工法が標準化している。
上棟時に厚さ24mmの下地合板を敷いて工期の短縮と工費の削減を図るが、降雨でも構わずやってしまうから合板が濡れてダレのクレームが多く出ている。

一階床下へ溜まった雨水はそのままで工程が進むので、当初乾いていた合板も次第に水分を吸収し、上面は比較的早く乾くが下面はまず乾かない。当然のように合板は濡れて乾かない下側へ反るから、床下に挟んである断熱材が床下地から落下する。
さらに彼は「雨に当たらない家のほうが稀だ」とも言う。
雨にさらされた一階床下地合板
工程に追われて乾かす間も無くそのまま工事が進むから、下地合板上面に張る仕上げ材のフローリング材がカビる。その後当然に家中がカビ臭くなる。臭い匂いは元から絶たなきゃダメ。

管柱(くだばしら)はどこの現場でも100%集成材で、安価のためか反りや曲がりのクレームが絶えない。本来「曲がらないのが集成材」のはずで、反りがあってもプレカット加工だから現場では直せない。一般に言われる「集成材は曲がらない」「集成材は強い」は誤解だと思う。

管柱(くだばしら)の寸法と間柱(まばしら)の巾が若干異なり、内装下地に使う石膏ボードの段違いクレームが多い。それが大工の仕業にされる。これも材料代や加工料をケチるからか。

どの物件も壁内の断熱材はほぼ100%クラスウール製が使われる。
これは柱寸法105mmより断熱材が膨らんでいて厚いので、少しずつ石膏ボードが押され室内側へ膨らんでくるクレームがでる。これも現場で大工が直すことはできない。

人出が足りないからクレーム処理の応援で現場に行くとこのように言われる。
言われても我々大工では対処の仕様がまったく無い。
「其の四」につづく

にほんブログ村 住まいブログ 国産材・地域材住宅へ
にほんブログ村 < 住まい < 国産材・地域材住宅 に参加中です!!
Please click over the icon once a day.
posted by 長風呂呑平 at 09:50| Comment(0) | 建築 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月22日

ビルダーの仕事をしている大工さんの声(其の弐)

建築現場の工程がピッチピチで、日程に少しの余裕も無い。雨天でも土台(どだい)の据え付けをやらなければならないし、もちろん上棟工事も天候にお構い無しに行われる。
これは現場監督の命令で、以後すべての工程がずれ込むから日延べは絶対に行わない。

そうは言っても、工程初頭の基礎工事だけは降雨で延びることがある。それは現場監督も仕方がないと思っているようだ。しかし工程全体の遅れは許されず、そのしわ寄せがすべて大工工事に来る。さらに連日@@検査、@@検査が行われて作業に支障が出るのだが、そんなことも一切お構い無し。
担当する現場監督の「ここは**日までに仕上げる」と言う命令は絶対だ。

以前は「ひとつの現場は35日で仕上げる」ことになっていたが、今は「30日で仕上げろ」と言われる。病気なんかしていられない。風邪気味でも病院にはまず行けない。
降雨の中で施工中
最低の資材しか調達できないのか、上棟工事で木組みをしているときに梁や桁の集成材をカケヤで思い切って叩けない。無理に叩くと集成材が割れてしまう。
それほど予算が無い状況でやっているのかと思うと情けなくなる。
縦も横も集成材
上棟後現場に下地材が配達されるが、これもろくなものが届かない。納品した業者に不満を言うと「それは本社に言ってくれないと、こちらでは契約したものしか入れられない」と逆ギレされる。
たとえばあまりにも節(フシ)の大きなものがあり、手で持ったら途中でポキッと折れてしまったり、反りや曲がりがひどかったり、さらには柔らか過ぎて手で押しただけで釘が入っていくようなものまであった。自分で手配した資材であれば絶対に使わない(使えない)。

ある時、あまりにも悪い材料だったので切り口に印をつけてそっくり返したら、そのままそっくり他の現場へ搬入された。他の現場の同僚に「こんなマークを付けて返したからみんな注意して」と伝えたら、数日後に「そっくりそのまま入ってきた」と言われた。

低価格で販売している物件は、使われる資材も最低のものが現場に配られることが身にしみてわかった。すべてが昔に地元の仕事で使っていた品質とはまるで違う。
「其の参」につづく

にほんブログ村 住まいブログ 国産材・地域材住宅へ
にほんブログ村 < 住まい < 国産材・地域材住宅 に参加中です!!
Please click over the icon once a day.
posted by 長風呂呑平 at 08:33| Comment(0) | 建築 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月21日

ビルダーの仕事をしている大工さんの声(其の壱)

先々代は棟梁ほんの数日前、弊店町内会にお弔いがありました。
そのお宅は以前に大工さんの仕事をしていて、先々代は棟梁として何人もの職人さんを抱えていました。当時の町内会はその棟梁と親交がとても深く、新築改築を問わずかなりの建築工事をこなしていました。

その後時代は流れ、それまで勤めていた職人さんたちは独立されるなど次第に離れていきました。現在では棟梁のお孫さんにあたる方も残念なことにさっぱり仕事が無くなり、ご両親の介護をしながらの合間に仕事をしているような状況が続いていました。

風の噂よると、お孫さんと同じ年代で一番若かった職人さんもその家を離れ、現在は某ビルダーの仕事をしていると聞いていました。
その一番若かった職人さんが、先代夫人を弔うその葬儀に参列されていました。あまりの懐かしさにわざわざ弊店事務所までもご足労いただき、今昔の業界話で話が弾みました。
私も彼とはほんとうに久し振りの再会で、その後の様子など興味深くうかがいました。

今の彼の話を聞いていると、民間の建築業者はどこも仕事が薄く、不本意ながら大手ビルダーの手間作業を受けている(本人の弁)とのことでした。私も日頃から大手住宅会社やビルダーの裏事情は耳にしていたつもりでしたが、実際に現場の作業に携わっている本人の話を聞いてみると、より現実味のある話として受け止められました。次回以降、その話の内容を少し書き留めてみます。

ちなみにここで言う「ビルダー」とは、地元工務店よりも営業力や施工許容力が強く、年間に数百棟規模の住宅建築を手掛ける建築業者のことを指します。
「其の弐」につづく

にほんブログ村 住まいブログ 国産材・地域材住宅へ
にほんブログ村 < 住まい < 国産材・地域材住宅 に参加中です!!
Please click over the icon once a day.
posted by 長風呂呑平 at 15:50| Comment(0) | 建築 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月20日

今夜は北の電気に乾杯

今朝の朝刊各紙はようやく北の大地に電気が安定すると報じました。
掲載されたすすきの交差点の光景は、町行く人も明るそうに感じます。
北の電気に乾杯
あの片手にグラスを持つヒゲの紳士もどこかホッとしているようです。
賑わいを取り戻した札幌のネオンに、とりあえず今夜も乾杯(^_-)b。

にほんブログ村 住まいブログ 国産材・地域材住宅へ
にほんブログ村 < 住まい < 国産材・地域材住宅 に参加中です!!
Please click over the icon once a day.
posted by 長風呂呑平 at 17:31| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月19日

今日も現場はかなり混雑768万円

よそ様の物件とは言え、給油の度にどうしても目に付き気になります。
画像左側の玄関前、白いトラックがタイル屋さん。画像右の敷地奥、青いトラックが造園屋さんです。この他屋内には電気屋さんに設備屋さん、クロス屋さんの姿も見えます。
今日もかなり混雑
一日に五社の異業種が同時に工事。察するに今月末の引き渡しに向けて、かなり押し詰まった工程と見受けます。「なんだか入れ替わり立ち替わり人が来ますよ」とはGSの従業員さん。

そりゃあそうだよ、だれだって違約金払いたくないもの。

にほんブログ村 住まいブログ 国産材・地域材住宅へ
にほんブログ村 < 住まい < 国産材・地域材住宅 に参加中です!!
Please click over the icon once a day.
posted by 長風呂呑平 at 16:54| Comment(1) | 建築 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月18日

現場にある防腐処理した赤い下地材

先週末の弊店東側徒歩05分の現場は三連休でした。
まぁこの住宅地の中で休日休業は致し方ないでしょう。
現場は三連休
下の画像は敷地内に置かれていた下地材です。
一見して赤く見えるのは薬剤で防腐処理してある木材です。木材そのものが持つ色ではありません。着色されているので遠目にその樹材まではわかりませんが、おそらくスギだと思われます。
防腐処理した下地材
これがよくわかりません。なぜこのスギの下地材に、手間と時間とカネを掛けて防腐処理を施すのでしょう。言い換えれば、なぜ薬剤処理した下地材を使うのでしょう。
この下地材を使う箇所が、木材が腐敗しやすい原因になる直接的に雨水が掛かるとか、もしくは常時高い湿気が溜まるなどの現象は考えられません。仮にこの下地材に耐久性を持たせたいのであれば、スギからヒノキに変えるとか、もしくは部材を厚くするなど、その選択肢は他にあるはずです。

この防腐処理した下地材から揮発する薬剤の影響を、建築会社は建て主さんに正確に伝える作業をするでしょうか。万が一に、おそらく「国の基準を満たしている」と通り一遍の説明をしたとしても、私にはそれが万人に通用するとは到底思えません。

にほんブログ村 住まいブログ 国産材・地域材住宅へ
にほんブログ村 < 住まい < 国産材・地域材住宅 に参加中です!!
Please click over the icon once a day.
posted by 長風呂呑平 at 17:45| Comment(1) | 樹と木 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする