2018年09月29日

秋雨に濡れる商工まつり

週末の守谷駅前西口広場です。あいにくの雨の中に開く傘の色はカラフルなものの、屋根の無いステージで熱く踊る若い人たちをとても気の毒に思う五十路です。
第35回守谷市商工まつり
予報では明日の午後から台風の影響をまともに受けるようで、開催を継続する主催者の判断も苦渋の選択を迫られるでしょう。この日のために練習を重ねてきた若い人に「また来年もあるさ」と投げる言葉は、ちょっと酷のようにも感じます。なにはともあれ、風邪を引かないように。

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posted by 長風呂呑平 at 15:35| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月28日

三日間限定の完成見学会は768万円

明日から三日間限定の完成見学会開催、しかも03日は平日の水曜日です。
この日程で推察すると建て売りでは無く、やはり注文物件ではないでしょうか。
三日間限定の見学会
予報では週末30日に台風襲来、本日朝刊に折り込みチラシはありません。
このいかにも手作りと思える告知板にはへんな親近感を覚えますが、
はたしてこの金額768万円に釣られて来場者はあるでしょうか…。

「ひょっとして玄関前でこのノボリ旗でも振るのかね」とは道路対面のGS従業員さん。

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posted by 長風呂呑平 at 17:20| Comment(1) | 建築 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月27日

ビルダーの仕事をしている大工さんの声(其の五)

この大工さんの話を聞いていると、普段私が伝えていることのすべてが合致してしまう悲しい建築業界の姿が見えます。おそらく一部の業者に限ったことではありません。

今まで私たち木材業者も「集成材はまっすぐなもの」と思っていました。
しかし現場で明らかにそのB級品が流通しているとなると、今更ながら「やっぱりそうか…」「そこまで落とさないと無理なのか…」と沈んでしまいます。

俗に建築現場の上下関係は三角ピラミッドと言われます。昔は大工の棟梁が頭にいて指揮を執っていましたが、彼は「今は住宅会社の現場監督が最高指揮者で大工は一番下」と笑いました。

その「一番下」とは、現場監督に日頃からよく「仕上げのクロスやパテ処理を少なくなるようにするのが大工の仕事」と言われるそうです。つまり、クロス屋さんの仕上りがキレイに見えるように、その隠れる下地材を工夫するのが大工の仕事だと。
しかし管柱(くだばしら)の寸法と間柱(まばしら)の幅が違えば、当然内装の石膏ボードに段差ができてしまいます。これを平らにして施工しろという方が土台無理な話で、一方的に大工の仕業にされる現状は「安い資材の契約だから」と片付けられないものがあります。
建て売り物件の建築現場
現在主流になった屋根の軒先が出ていない建築も「あぁ、やっているよ。でも雨仕舞はほとんどコーキング処理だけだから」と笑いました。
案の定です。やがてコーキングは弾力を失いどちらか片方に引っ張られて反対側が切れます。そうなるとそこから容赦なく雨水が浸み込みます。一度「水道(みずみち)」ができると、次からちょっとした勢いの雨でも入り込むようになります。そうなれば下地の木材は数年で腐り出します。

これも大工さんが悪いわけではなく、指示通りのことをやれと言われている裏側で、余計なことはするなと指示される現場の現実です。これじゃあまずいだろうと相談しても聞く耳持たず、あくまでも王様の言うことを聞かないと排除される身分でしかありません。

現在の住宅建築の現場で働く職人さんたちの多くは、残念ながら建て主さんの顔を見ることは許されず、日々工程と予算に縛られる仕事をこなしていることが改めてわかりました。

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posted by 長風呂呑平 at 17:21| Comment(0) | 建築 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月26日

ビルダーの仕事をしている大工さんの声(其の四)

和室を希望する物件の畳は、厚さ15mmのものが標準で入ってくる。畳下地はもちろん合板だから、畳の下面と合板がカビる。この「たたみのようなもの」は、ポンとたたくと反対側が浮いてしまう。慣れた畳屋さんは両面テープで浮かないようにする。

建て主さんが「畳は60 mm」を希望しても、畳本来のわら床(わらとこ)は絶対に入らない。工業製のインシュレーションボード製、または発泡スチロール製床(とこ)のものが入る。これは完全に別注のオプションになる。営業担当者は建て主さんに、わら床の使用は畳表にカビが浮くのがクレームなるのを恐れるためまず教えない(勧めない)。

下の画像は和室に厚さ63mmのわら床の畳を搬入する畳屋さん。一畳の荷重は約35kgあります。畳表は国産熊本県産を使用し、畳下地板には厚さ15 mmのスギ赤板を使用しました。なおこの物件の建て主さんは入居後しばらくして、畳表に薄くカビが浮くことを十分に承知されています。
たたみの搬入
和室に「畳らしきもの」は入っても、その和室の壁と天井はすべてクロス貼り施工になる。
要するに畳だけが「畳らしきもの」を使い、その他は洋間と同じ大壁(おおかべ)仕上げになる。お陰様で24時間換気設備を稼働していてもカビる。

その24時間換気設備も吸気口と排気口が近い場所に設置されていて、カネを掛けている割には役に立っていないと思う。
「其の五」につづく

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posted by 長風呂呑平 at 13:43| Comment(1) | 建築 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月25日

上棟から二ヶ月で万国旗と紅白の幕だよ768万円

上棟からちょうど二ヶ月が経ちました。
黄色いノボリ旗に加えて先週末、万国旗と紅白の幕が掛かりました。
こうして見るとさながら歳末の福引き会場のようです。
上棟からニケ月で紅白の横断幕
こうなるとなるほど、数日前のあの混雑した現場も理解できます。
どうやらこの状況を見る限り、GS従業員さんによる注文住宅という情報は誤報のようでした。
これはどこからどう見ても建て売り物件です、せっかくだから花火でも上げればいいのに。
上棟からニケ月で紅白の横断幕
さてどんな人が買うのでしょう。
ご近所からはずっと言われるでしょうね、「あの家、768万円よ」って。
私だったら「ここからいくら引いてくれるのか」と聞きますが。

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posted by 長風呂呑平 at 11:08| Comment(1) | 建築 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月24日

ビルダーの仕事をしている大工さんの声(其の参)

一階床下の大引(おおびき)はプレカット加工部材だから、その加工してある通りに組み立てるしかなく、上棟時に現場で反りや曲がりの修正ができない。その施工後に床がブカブカするのが避けられなくて、しばらく重石として石膏ボードの山を乗せておくことがある。

下の画像は大工さんが現場で加工して施工した一階床下地。
一階床下地材の施工
施工者としては不本意でも、最近は床下地板先行の工法が標準化している。
上棟時に厚さ24mmの下地合板を敷いて工期の短縮と工費の削減を図るが、降雨でも構わずやってしまうから合板が濡れてダレのクレームが多く出ている。

一階床下へ溜まった雨水はそのままで工程が進むので、当初乾いていた合板も次第に水分を吸収し、上面は比較的早く乾くが下面はまず乾かない。当然のように合板は濡れて乾かない下側へ反るから、床下に挟んである断熱材が床下地から落下する。
さらに彼は「雨に当たらない家のほうが稀だ」とも言う。
雨にさらされた一階床下地合板
工程に追われて乾かす間も無くそのまま工事が進むから、下地合板上面に張る仕上げ材のフローリング材がカビる。その後当然に家中がカビ臭くなる。臭い匂いは元から絶たなきゃダメ。

管柱(くだばしら)はどこの現場でも100%集成材で、安価のためか反りや曲がりのクレームが絶えない。本来「曲がらないのが集成材」のはずで、反りがあってもプレカット加工だから現場では直せない。一般に言われる「集成材は曲がらない」「集成材は強い」は誤解だと思う。

管柱(くだばしら)の寸法と間柱(まばしら)の巾が若干異なり、内装下地に使う石膏ボードの段違いクレームが多い。それが大工の仕業にされる。これも材料代や加工料をケチるからか。

どの物件も壁内の断熱材はほぼ100%クラスウール製が使われる。
これは柱寸法105mmより断熱材が膨らんでいて厚いので、少しずつ石膏ボードが押され室内側へ膨らんでくるクレームがでる。これも現場で大工が直すことはできない。

人出が足りないからクレーム処理の応援で現場に行くとこのように言われる。
言われても我々大工では対処の仕様がまったく無い。
「其の四」につづく

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posted by 長風呂呑平 at 09:50| Comment(0) | 建築 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月22日

ビルダーの仕事をしている大工さんの声(其の弐)

建築現場の工程がピッチピチで、日程に少しの余裕も無い。雨天でも土台(どだい)の据え付けをやらなければならないし、もちろん上棟工事も天候にお構い無しに行われる。
これは現場監督の命令で、以後すべての工程がずれ込むから日延べは絶対に行わない。

そうは言っても、工程初頭の基礎工事だけは降雨で延びることがある。それは現場監督も仕方がないと思っているようだ。しかし工程全体の遅れは許されず、そのしわ寄せがすべて大工工事に来る。さらに連日@@検査、@@検査が行われて作業に支障が出るのだが、そんなことも一切お構い無し。
担当する現場監督の「ここは**日までに仕上げる」と言う命令は絶対だ。

以前は「ひとつの現場は35日で仕上げる」ことになっていたが、今は「30日で仕上げろ」と言われる。病気なんかしていられない。風邪気味でも病院にはまず行けない。
降雨の中で施工中
最低の資材しか調達できないのか、上棟工事で木組みをしているときに梁や桁の集成材をカケヤで思い切って叩けない。無理に叩くと集成材が割れてしまう。
それほど予算が無い状況でやっているのかと思うと情けなくなる。
縦も横も集成材
上棟後現場に下地材が配達されるが、これもろくなものが届かない。納品した業者に不満を言うと「それは本社に言ってくれないと、こちらでは契約したものしか入れられない」と逆ギレされる。
たとえばあまりにも節(フシ)の大きなものがあり、手で持ったら途中でポキッと折れてしまったり、反りや曲がりがひどかったり、さらには柔らか過ぎて手で押しただけで釘が入っていくようなものまであった。自分で手配した資材であれば絶対に使わない(使えない)。

ある時、あまりにも悪い材料だったので切り口に印をつけてそっくり返したら、そのままそっくり他の現場へ搬入された。他の現場の同僚に「こんなマークを付けて返したからみんな注意して」と伝えたら、数日後に「そっくりそのまま入ってきた」と言われた。

低価格で販売している物件は、使われる資材も最低のものが現場に配られることが身にしみてわかった。すべてが昔に地元の仕事で使っていた品質とはまるで違う。
「其の参」につづく

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