2020年10月16日

また今どきナニを言ってるんですかぁ

陽に焼けた彼の第一声は「いやぁ、ここに来るのはかれこれ30年になりますか」。

本日午後、30年降りに敷居をまたいだ背の高いその男は、すでに五十路も半ばに差し掛かったと笑いました。お互いの脳裏にある20代の容姿からはかなりシワが増え、頭には白いモノがチラホラ見え隠れしています。背の高さと色黒はその当時の面影があり、私が入れた緑茶を「うまい」と言います。

視界から外れた30年間を尋ねると、その当時在職していた卸売会社は倒産し、その後の転職先も買収や経営不振で転々として、昨年になってようやく今の事業所に落ち着いたそうです。
そして「もうこの年齢になってはヘタなことはできません」としみじみと…。
ヒノキとベイマツの梁
こちらも無いのを承知の上で「こういう梁材を探しているが…」と話を向けると、「また今どきナニを言ってるんですかぁ」と笑われます。若い業界人では「集成材でいいじゃないですか」と即答されるところ、それでもこの二丁の端材を前にして「アーでもない、コーでもない」と約一時間半。
「わかりました、ベイマツは無理としてもヒノキは心しておきます」と席を立ちました。

平成の世の中頃から、弊店のような超ウルトラ零細事業所に卸売業者の訪問はありません。
彼が座っていた椅子を見て「久し振りに樹の話ができた」と気がつく自分がいます。

巻ヶ沢橋
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posted by 長風呂呑平 at 18:23| Comment(2) | 樹と木 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする