社長と呼ばれる役職よりは、声が大きく威勢のいい競り子と言ったほうが合っています。
あの高度成長期、黙っていても売れた時代を経験した昭和の材木屋です。事業拡張の波を越え、今の平成の世になっては同業他社と同様に苦難と縮小を余儀なくされたと思います。
現場で材木を担ぐ営業畑から、従業員100名を超える企業の社長に就かれました。それと平行して世代が変わり、現場では彼のような威勢のいい競り声を聞く機会も少なくなりました。
この日は最初から最後まで、他の社員の介在を許さないオンステージ。
堤健吉さん、長い間お疲れ様でした。