2017年11月16日

「石川雲蝶の作品をじっくり、ゆっくり堪能するバスツアー」に参加(四)

あいにくの小雨降る中を三件目の見学地、穴地(あなち)十二大明神です。
穴地十二大明神
一見してどこにでもありそうな神社のお堂で、こちらでよくもまぁ見つけたものです。
ここはさすがに我々一行だけで、ご近所の方ひとりの姿もありません。
穴地十二大明神
日頃建築に携わる者としては、改めて「なんのかんの言っても最後は予算」を再度思い知らされました。先の二件の作品郡があまりにも贅を尽くされたものだけに、雲蝶自身もここで与えられた資材に苦慮苦心された結果の作品だと思います。見学者的には自己の身の丈に合った見学地訪問にホッとしたのと同時に、板二枚を繋いだ人間雲蝶をとても身近に感じました。

そして当日最終の見学地、八海山龍谷寺(はっかいさんりゅうこくじ)です。
とても格式の高いお寺さんだそうで、まず敷地境内の広さに驚きました。
龍谷寺慈雲閣観音堂
こちらに納めされている作品の中で個人的に目を引いたのは「葡萄と朝顔」です。前の三件で見てきた深く彫り込まれた作品郡より、作者の感性と技法はこちらが上ではないかと感じました。
ただ本堂内は全体的に薄暗く、参加者全員がライトを持参してもいいかとも…。さらにこの季節でも体感的にかなり寒く、特に女性は防寒対策が必須でしょう。

時計の針は15時30分を回り、気になる列車の時刻を出発地の六日町駅に向かいます。
終日期待していた以上の見学内容に、会話と価値の理解できる同業者などを同伴してぜひ次回再訪を考えながら帰路につきました。運転手さんと中島さん、お世話になりました。

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posted by 長風呂呑平 at 14:57| Comment(0) | 建築 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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