2018年12月07日

営業担当者は絶対に話さない2×4工法の現実02

雨上がりに工事途中の2×4工法物件に近づくと、周辺に漂う妙な異臭が鼻を突きます。
これは画像中の壁面に見える「構造用パーティクルボード」と呼ばれる工業製建材が雨水に濡れて、製造過程で使用されている接着剤が揮発している匂いです。これは好天時にもある程度はわかりますが、雨に濡れると水分と同時に揮発するため余計に異臭と感じます。過去はここに構造用合板が多用されましたが、行政の使用認定を得てから経済性と軽量化を理由に広く一般に普及しました。
雨水に濡れた構造用パーティクルボード
この「構造用パーティクルボード」も上部の屋根と周囲を透湿性シートで覆われるまでは、もちろん降雨の度に水にさらされることになります。昨日掲載しました一階床下地と同様に、雨水に濡れたこの耐力壁用面材も人工的に乾かされること無く工程が進みます。

やがて屋外周部は外壁材で囲われ、屋内は下地材に石膏ボードが使われてビニールクロスが内装の仕上材として貼られます。残念なことに竣工後、屋内に溜まり漂うこの匂いが「新築の匂い」として消費者に認識されています。工法独自の断熱性能と気密性をウリにする構造上、建物から外気に向けて揮発するとはできないはずです。人体への安全性を示す指標として行政から「F★★★★」の認定を受けていますが、工業用接着剤が揮発する匂いに変わりはありません。

このサイトをご覧の中で2×4工法物件の建築を検討中、もしくは今後検討を予定されている皆様、ぜひ一度降雨後の同工法建築中の物件を見学されることをお勧めします。
屋根が無くて雨水にさらされた屋内の合板を実際に確認された後、少なくとも私はこの揮発する匂いを、スギやヒノキが放つような心地よい香りと感じたことはありません。

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posted by 長風呂呑平 at 17:17| Comment(3) | 建築 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
カネになるかどうかを計算する前に、
人様を不幸にしないかどうかを
よく勉強するべきだと思います。
Posted by 久保敏雄 at 2018年12月10日 08:30
建築関係者では有りませんが、2x4が良いと思っている者です。
最近は構造用面材は在来でも使用されています。
この記事では、2x4に対して誤った認識を持たれてしまいます。
また、その匂いが健康に害が有るか根拠は有るのですか?他人によく勉強するように言われていますが、ご自分はどれだけ勉強されたのでしょうか?
2x4を否定的に扱う記事を書けるほど建築の勉強をされたのでしょか?商品の善し悪しは簡単に語れるような事ではないです。
経済性、環境、もちろん作り手にも付加価値を生む必要もあります。生産者はボランティアで有りません。儲けようとするのは当然の権利です。
在来も近年は梁に集成材(接着剤多用)しています。
そもそも住宅の中には沢山化学物質が有ります。無垢の家具、無垢の建具、クロスののり、、、
自然素材をお勧めになるのは良いことですが、2x4を否定的に扱うのは間違っていると思いますよ。
Posted by 坂田正敏 at 2021年04月02日 10:13
坂田正敏 様
貴重なご意見を賜りました、ありがとうございます。
Posted by 長風呂呑平 at 2021年04月02日 17:44
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