2019年10月23日

この香りは30年を超えてもあの当時のまま

弊店倉庫の最深部に、長く静かに眠っていた天然青森ヒバです。
今は無き某木材製品市場の立ち会いで声を出しました。
天然青森ヒバ厚板
それがどこで、だれから、そしていくらを出したかは覚えています。
しかし、それがいつだったかは定かではありません。遠く薄い記憶にあるのは、たしか平成の世の以前だったと思います。当時の価格はその独特の特性から、一般に流通されるヒノキよりも遙かに安価で、アスナロと呼ばれる名のとおりでした。その後出材が規制され、製品に大きく書かれてある津軽半島金木の製材所はすでに操業を終え、立ち会いが開かれた木材製品市場も閉場されました。

製品の濡れているように見える部分的は、製品からにじみでたヤニ(樹の油性)です。その当時、現在のように人工乾燥機などは一般に普及しておらず、製品に割れが入らないよう、曲がらないよう、そしてカビないよう、それはそれは静かに、優しく、穏やかに乾かしました。
当然製品からは純粋に水分だけが蒸発するだけで、今こうして動かしただけでもヒバ独特の香りが漂い、触る手や衣服にその香りが移り残ります。
そして大工さんが一度カンナを掛けると、瞬く間にその香りがいっぱいに広がります。

五十路も半ばを過ぎて後継者もいない弊店です。
割れも曲がりもありません、もう目をつぶって嫁に出してもいいでしょう。

巻ヶ沢橋
茨城県南地域に木造建築で新築や増改築を検討されている皆様、
守谷市に開業して54年になる二代目木材商からの提案です。
ぜひご一読ください、けっして損はさせません。

にほんブログ村 住まいブログ 国産材・地域材住宅へ
にほんブログ村 < 住まい < 国産材・地域材住宅 に参加中です!!
Please click over the icon once a day.
posted by 長風呂呑平 at 17:41| Comment(1) | 樹と木 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
良い嫁ぎ先が見つかるといいですね。
Posted by くぼとしお at 2019年10月24日 20:48
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。