2019年10月29日

世にも悲しく残酷な物語

実に久し振りに「全方向から見える管柱が二本必要」と依頼がありました。
さてこの前ははたしていつあったのか…、まったく記憶にありません。
杉100年生管柱四方無節
幸いにも弊店倉庫の奥深くに「いつかは世に出るだろう」と、静かに眠らせてあったスギの管柱がありました。これもどこで、だれから、そしていくらで声を出したかは覚えています。しかしそれがいつだったのか…、この記憶はかなり薄くて確かなものではありません。
それでもお陰様で製品に割れも、曲がりも、もちろんカビもありません。
あとは大工さんがカンナを掛けた後の仕上がりを確認するだけです。

表面についた細かいホコリをていねいに取り払い、「さてこれは今いくらなのか…」と考えました。
ありがたいことに先週末、この管柱の製作担当責任者さんとお目にかかりました。その場で早々彼にこの質問を投げると、彼の口から出た言葉は「そうやなぁ、今は需要も無いしなぁ…」と遠くに目をやり、続いて出た数字は私が過去に声を出した金額を下回りました。

なんと悲しく残酷なことでしょう。
これが現政権が声高に唱えるナントカノミクスなのでしょうか。

巻ヶ沢橋
茨城県南地域に木造建築で新築や増改築を検討されている皆様、
守谷市に開業して54年になる二代目木材商からの提案です。
ぜひご一読ください、けっして損はさせません。

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posted by 長風呂呑平 at 10:37| Comment(1) | 樹と木 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
目が積んでいて価値ある柱ですねぇ。たしかに
こういう逸品を使う場所が無くなりました。
だれが悪いわけではなく、
ハウスメーカー(HM)が今のような家ばかり造るから
このような価値のあるものが活かされません。
もうしっぽを振ってHMに納材するのはやめましょう。
Posted by 久保敏雄 at 2019年10月30日 09:35
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