2020年03月23日

スギを立てて乾かして一週間

スギの厚さ12mmの板を立て乾かして一週間が経ちました。その間に弱い降雨が一日あり、屋根の下に取り込みました。その意味では家庭で行う日々の洗濯物と同じ扱いです。
スギの野地板01
乾燥するに比例して板に収縮が始まり、近くに立つと板が「ピシッ、ピシッ」と小さく鳴きます。予想どおり立て始めてから幅が約05mm、板によっては07mm狭くなりました。
スギの野地板02
板が乾燥して収縮した結果です、割れが入りました。
板に割れ
フシが抜けました。
フシが抜ける
手にするとまだシットリと湿り気を感じます。水が切れるまで好天であと三日でしょう。

この製品だけを見て考えると、とても採算効率の悪い作業です。
さらにこの板の使用目的である屋根下地の野地板(のじいた)も、建築現場での作業性から合板にその位置を奪われて、かつては主役だったスギやヒノキの市場性は極めて少なくなりました。

それでも屋根瓦や板金製品など、屋根葺き材が毎日長年受ける過酷な諸条件を考えると、下地材としての耐久性は合板を使用するより確実に長期間向上すると確信します。

こうして建築資材に姿を変えたこのスギも、元を正せば山奥に立つ植物です。
陽に焼けて割れてもフシが抜けても、どこをどう切ってもスギの香りが漂います。

巻ヶ沢橋
茨城県南地域に木造建築で新築や増改築を検討されている皆様、
守谷市に開業して54年になる二代目木材商からの提案です。
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posted by 長風呂呑平 at 18:12| Comment(1) | 樹と木 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
すぐに使えて施工効率が高くて……、と
合板は良い点ばかり強調されて便利に
使われてきましたがやっぱり欠点はありました。
物事は長期的に見て判断しないと
ツケはみな建て主さんがかぶります
この業界ではこれらがいつまでたっても
解決されない点です。
Posted by 久保敏雄 at 2020年03月24日 09:04
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