「いや、待てよ…、そういえば…」と建物の外周を見渡して。
こちらの物件は竣工後約六年が経過して、下の画像はその建物南西角面の外壁です。多少判断しにくいところはご容赦いただくとして、画像下からコンクリートの基礎に板金製の土台水切り、そして外壁材として厚21mmのスギ赤板です。建て主さんのご要望により塗装は一切施してありません。

このスギ板は、加工前に厚24mmの板を約一年間に渡り自然乾燥させ、乾燥後に収縮してフシが抜けた板を除いた高樹齢紀州材の自信作です。六年の時間を経てようやく証明できました。
稲生さんと大工さん、そして加工した尾沢さん、我々の判断に誤りはありませんでした。
