2016年01月25日

材木屋の正義とは

先週末23日の午後、ある同業団体の会議に出席させていただきました。
会議時間は約二時間半に及び、報道されていた夕方からの降雪を気にしながら進められました。

その議事の中で「業の正義」について改めて考えさせられました。
Superman
私の世代で言うとウルトラマンも、仮面ライダーも、ガッチャマンも、スーパーマンも、スパイダーマンも、「弱きを助け悪を挫く」正義の味方は、いつの世代を超えても広く親しみ愛され、たくさんの子供たちからは「カッコイイ!!」と賞賛されます。

では振り返って、材木屋の正義とはなんでしょう。
木材流通業者の正義とはどこにあるのでしょうか。

どなたか心ある理解者の方、悩める貧しい木材商にご教授ください。

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2015年12月01日

剥がれ落ちたなまこ壁と人生初体験

北茨城市の宇佐美英寿さんに会いました。
2010年の森林見学会以来ですから、かれこれ五年振りの再会です。
往路は特急ひたちを使って約一時間半、復路は乗り継ぎの時間が微妙にずれたために普通列車で二時間半。県北磯原はやはり遠いです。

今年の夏にお亡くなりになった正昭さんの仏前に線香を手向け、手を合わせます。仏壇の脇に添えられてある遺影の写真は、お会いしたその当時を思い出させるお顔でした。

話題は自然と仕事の話に流れます。
彼と話すと製材と林業の課題を同時に聞くことができます。あれから五年、立場が違うお互いの商法もかなり変わったと感じました。共通するのは相変わらず「売れない、安い、困った」との合い言葉で、どこにどう向けても明るい話題には繋がりませんでした。
土蔵のなまこ壁
上の画像は宇佐美邸表門脇にある土蔵の腰壁です。海岸線からかなり離れていてもここも被災地だっだと、改めてあの震災の大きさを見せつけられました。

そして磯原駅まで戻る帰り道。
生まれて初めてこの歳になっておまんじゅうを買うために約15分、行列に並びました。
磯原まんじゅう
日曜日の正午を少し回って入店時には15人、会計が済んで後ろを振り返ると18人。現在の材木屋ではとても考えられません。生まれ変わったらまんじゅう屋になろうと決意しました。

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2015年11月23日

良き理解者

弊会主催による過去二回の森林見学会にご協力を頂きました、県内北茨城市の宇佐美産業株式会社 代表取締役 宇佐美正昭さんが、08月29日にお亡くなりになっていました。享年88歳でした。
宇佐美正昭さん
2008年11月 第四回森林見学会で
http://www.ryokuyuukai.com/forest/2008.html
我が国林業の現状を憂い、穏やかな語り口で問題の核心を的確に突く方でした。
そして数少ない弊会活動の良き理解者であり協力者でした。
謹んで心よりご冥福をお祈り致します。

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2015年11月07日

社員A子の部屋

以前にこのサイトでもお伝えしました、弊社仕入先木材市場のひとつである丸宇木材市売京葉市場さんのブログ「社員A子の部屋」が、このほど各種設定が終了し運用されるようになりました。
社員A子
Blog title by 社員A子の部屋
千葉県の木材市場に20年勤務する女性事務員の、
まだまだ材木のことがよくわからない日常。


サイト管理者である「だっぺちゃん」は、勤務日にほぼ毎日記事を更新されています。一般にはなかなか立ち入ることができない木材市場の日常を、女性の視線から垣間見ることができるかもしれません。

弊店ブログと同様に、以後ぜひともお立ち寄りください。

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2015年09月28日

昭和の競り子

この人にはとても世話になりました。
社長と呼ばれる役職よりは、声が大きく威勢のいい競り子と言ったほうが合っています。
堤健吉さん
あの高度成長期、黙っていても売れた時代を経験した昭和の材木屋です。事業拡張の波を越え、今の平成の世になっては同業他社と同様に苦難と縮小を余儀なくされたと思います。

現場で材木を担ぐ営業畑から、従業員100名を超える企業の社長に就かれました。それと平行して世代が変わり、現場では彼のような威勢のいい競り声を聞く機会も少なくなりました。
この日は最初から最後まで、他の社員の介在を許さないオンステージ。

堤健吉さん、長い間お疲れ様でした。

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2015年09月25日

社員A子の部屋

弊店の仕入れ先のひとつである丸宇木材さんの、千葉県鎌ケ谷市にある「京葉市場」に勤務する女性事務員A子さんが、この度社命によりブログのサイトを開設されました。

丸宇木材市売株式会社

サイト管理者である「だっぺちゃん」は、過去にこのような業務に携わったことが無く技術的にもまだまだ荒削りなサイトですが、勤務日は必ず更新すると強く明言されています。
職業柄どうしても男性の占める割合が多い職場で、一般にはなかなか垣間見ることができない木材市場の日常。今後のだっぺちゃんの根気と感性に期待しつつ、叱咤激励をお願いします。

なお、このブログにコメント・トラックバックをお寄せ頂くには、掲載記事左上の記事タイトルをクリックして頂きますと、記事右下部にコメント欄とトラックバックURLが表記されます。

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2015年09月10日

なんなんだろう?

> 買方組合(かいかたくみあい)ってなんなんでしょうね。

ホント…、なんなんだろう。
ここに入らないと仕入れることができない、と聞いているから入っているけど。
今の時代、取引契約書を交わすだけではダメなのかな。

なんなんだろう現在弊店には仕入先の木材市場・営業所が四社ありますから、一社に10,000円の年会費を支払いますと都合40,000円が必要です。その用途はと言うと、主に総会や新年会の飲食代や、大きな催事の経費やそのおみやげ代に掛かると聞いています。
建築士会のように定期的に会報が届くわけでも無く、現在は研修会や講習会が開かれるようなこともありません。

以前、地元で食品製造業に携わる同級生にこの制度について話したところ「なんでそんなめんどくさいことすんだ」と笑われたことがありました。他の職種、たとえば八百屋さんや酒屋さんたちにもこのような制度はあるのでしょうか。

こう考えると、県木連(県木材協同組合連合会:通称「けんもくれん」)ってなんなんだろう。
折に触れて定期勉強会の参加者に「ケンモクレンって知っていますか?」と尋ねると、決まって「なんですか、それ?」と不思議な顔をされます。加入している(させられている)我々ですらよくわからない組織ですから、世間様が知らないのも当然無理はありません。
弊店は地域の組合に17,000円の年会費を納めます。主な用途は買方組合と同様でしょう。

景気がいい時代なら「10,000円か」と感じますが、こう満足に売れない時代にその用途を考えると「10,000円も」と考えるのは生まれ持った悲しい貧乏性です。

40,000円を納める組合員が100軒あると400万円の資金が集まります。
必要、または有益な費用であれば支払うこともやぶさかではありません。
自分たちで納めた組合費ですからそのカネで酒を飲むのもけっこうですが、会費を有益に使ってもっとより多くの消費者に木材を理解して使ってもらい、本業で売り上げたその利益の中からキリッと冷えたビールを飲めるようにはならないのでしょうか。

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